投稿

3月, 2010の投稿を表示しています

霊的真理を学ぶ教科書?

イメージ
時折、スピリチュアリズムや霊的真理を学ぶ良い本、教科書的なものはないかと尋ねられます。 一冊で全部理解できるような本があったら、ぜひ私が手に入れたいくらいです…。 近代スピリチュアリズムは、有名なハイズビル事件(1847年)をきっかけとして進展してきました。 スピリチュアリズムは霊的な事項を扱ってはいますが、結局は「なぜ生きるか」「どう生きるか」という現実的な問題に対処するためのものであると言えます。 先人達が残した様々な文献に触れて得たもの、人的な交流の中で得たものを、自分のものになるまで努力し実践する。 時々歩いてきた道を振り返り、軌道修正してはまた進む。 こういった地道な作業を通してしか、スピリチュアリズムが伝えたいことを理解することはできないと思います。 世の中にはたくさんの「スピリチュアル」を標榜した書籍があふれています。 あくまで私見ですが、スピリチュアリズムとの関連性の見分け方を参考までに…。 全ての霊的現象は真理を伝えるためのものでありますから、現象だけを取り上げて面白半分に伝えているものは、バツ。 ただし、真摯に科学的に研究しているものは、マル。 死後の生命の存続を否定したり、あえて記述を避けているものは、バツ。 ですから終末思想(この世の終わりや地球滅亡といったもの)はもっての外。 ○○神であるとか、特定の古代霊や特定の人間への帰依や崇拝を誘うようなものは、バツ。 愛(因果律)について述べられているものは、二重マル。 というところでしょうか。 「霊的真理の教科書は、自分の人生を通じて作り上げられていくもの」 冒頭の質問への私なりの回答です。

家族への思いやり

イメージ
自分の健康に何か問題があったら何とか克服しようと努力します。 ある意味自己責任だと割り切って、病気に向き合うこともできます。 しかし家族の健康に問題があった場合は、そう簡単に割り切ることができないものです。 人間、他人の事は上手に分析できるようにできていますから、「ここをこうしたら良くなるのに…」とつい口出しもしたくなります。 しかし家族といえども別人格ですので、それを強制することはできませんし、下手に口出しをして相手のストレスになるのも…と考えてしまいます。 やってはいけないとわかりつつ「心配」もしてしまいます。 その病気が重篤である可能性があればあるほど、家族のやりきれない気持ちも大きくなっていきます。 ある一人の病気は、本人が思っている以上に家族に影響を与えています。 まずは自分自身が健康でいる努力をしましょう。 心身共に健康を保つことは、自分自身のためになるだけでなく、家族への思いやりにもなることです。  

スピリチュアルガイドとは

イメージ
ある若い女性のクライアントさんからスピリチュアルガイドに関するご 質問をいただきました。 とても良い質問でしたので、それに対する私の回答から抜粋してご紹介したいと思います。 Spiritual Guideを「守護霊」と和訳したところから大きな誤解が生まれているように思います。 もし守護霊という訳を当てはめる英語を探すとすればGuardian Angelが近いかもしれません。 守護霊という言葉には、災いや困難等からひたすら守ってくれるイメージが付きまとい、とても現世利益的です。 Spiritual Guideは「 指導霊 」と訳すのが妥当だと思います。 指導霊はその方の魂(意識体)の浄化のために心を砕き、時に厳しく、時に暖かく、愛を持って人生を導いてくれます。 病気や困難といったものは、現世的に考えると望ましいものではありません。 少し冷たく感じられるかもしれませんが、意識体の永続性といった面からとらえると、試練がその方の意識体の浄化のために役に立つことも事実です。 自然の法則からはずれた結果として、試練が訪れます。 指導霊は試練そのものを遠ざけるのではなく、その方が乗り越えられるように一緒になって援助する存在といえます。   霊的なことに疑問を持つことは良いことです。 そして慎重になることも良いことです。 指導霊や前世等を知りたいと、興味半分で霊能者の所に行くのは止めたほうがいいでしょう。 多くの場合は低級霊の餌食になってしまいます。 時期が来ればちゃんとしたルートが開け、そういうことが判るようになっているものです。