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5月, 2011の投稿を表示しています

普通が幸せ

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先週のとある日、遠くにお嫁に行かれたクライアント様が、里帰りのついでに SOPHIA にお顔を出してくださいました。 約3年ぶりの再会でしたが、その胸には1才ちょっとになる可愛い娘さんが抱かれていました。 お嫁に行かれる前は定期的に当院で治療をしていただき、その上山本貞彰先生の勉強会(確か年間を通じて開催されていた頃のほぼ最後の年だと思います)にも通い、さらにUKツアーにまで行かれた、なかなか熱心な方です。 治療を通じて定期的にお会いしておりましたので、彼女が仕事のこと、ご自身や家族の健康のことで大変な苦労をされていたことを記憶しております。 当時の彼女が置かれた状況は、「この先どうなるのだろうか」と私自身も心配してしまった位のものでした。 しかしながら3年ぶりの再会は、そんな心配が杞憂であったことを証明してくれました。 娘さんを連れた彼女の顔は輝いており、幸せオーラをキラキラと振りまいていらっしゃいました。 何だかこちらまでほんわかした暖かい雰囲気に包まれて…。 あの時の苦労があればこそ、普通に家庭を持つことの幸せを噛みしめることができていらっしゃるのでしょう。 「若い時の苦労は買ってでもしろ」と昔から言います。 苦難の最中は五里霧中・無我夢中でも、きっと後からそれが報われるときが来るようです。

20歳のハローワーク その3

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どういうわけか「20歳のハローワーク」で検索して、当ブログに訪問していただく方が多いので第3弾です。 先日、住宅メーカーでリクルーターをされているクライアント(C)さんとお話をさせていただく機会がありました。 私「やはり建築学科を出た方を優先して採用するのですか?」 C「いや、建築学科を出たからって使い物になるわけではないですよ。」 私「そんなものですかぁ」 C「大学では木造の勉強はほとんどしませんからね…。それよりも、素直で努力家の子を採用したほうが後で戦力になります。」 私も大学を卒業する頃は、すでに一人前になったような錯覚をしていたものでした。 就職のために業界や企業の研究をし、面接でよどみなく答えられるように練習し、言葉遣いや身だしなみも整え…等々。 就職活動を通じてすでに立派な社会人になったような気分を味わっていましたが、あとで大きな勘違いだったことに気付かされたものでした。 前職でリクルーターも経験しましたが、年毎に見る目が養われ、結局はこのクライアントさんの言うとおりで、性格や潜在能力の部分が大切であるという所に行き着きました。 先輩や他人からのアドバイスを素直に聞き入れる謙虚さ。 苦しくても石にかじりつく位の意志の強さ。 向上心を持って自ら勉強する努力。 これらを兼ね備えた人材であれば、どこの会社も放っておかないでしょうし、逆にどんな業界に行っても通用する人物になることでしょう。

うず潮

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この一ヶ月ほどはやらなければならない事、この時期にやっておいたほうが良い事が目白押しでした。 ブログの更新も後回しになってしまい、申し訳ありませんでした。 外面的には精力的に忙しく過ごしているように見えたと思いますが、反面で内面的な意識が高まらない感覚が続いておりました。 まるでうず潮の中にはまり、回転しながらすーっと深みに吸い込まれていくような… 1,2年に一度こういう時期を経験しますが、後から振り返るとこういう時期は内面的な転機であったことに気付かされます。 うず潮は干満の変わり目、潮の変わり目にできるもの。 意識がうず潮の深みにはまっているように感じても、それはきっと意識が成長して変化していくときに感じる一時的な暗部なのでしょう。 太陽の明るさをありがたく感じるのは、暗闇を経験すればこそ。 潮が変わってうず潮が止めば、ふたたび自然に明るみに浮き上がっていくものです。 そしてふたたび浮き上がったときには、新しい潮流の中に住まうことができているものです。