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10月, 2011の投稿を表示しています

UK2011 ④

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滞在4日目、湖水地方での retreat を終えて、spiritualist service を受けるためにロンドン周辺に向かいます。 湖水地方からロンドンまでは、車で5、6時間はかかる距離です。 途中湖水地方のボーダーストーン、そしてヨークシャーデールズ国立公園に立ち寄りながらゆっくりと移動する行程にしました。 ボーダーストーンは氷河期に、はるかアイルランドから転がってきたという伝説がある巨石。 微妙なバランスで斜めに佇むその姿は愛らしいものでした。 次に訪れたヨークシャーデールズ国立公園は膨大な面積の地域で、見所は数々あるのですが、今回はマルハムデールで2時間ほどウオーキングをすることにしました。 Limestone pavement 湖水地方にしろこのヨークシャーデールズにしろ、あちらこちらにナショナルトラスト所有の地域があり、大切に保護されています。 英国人の自然や文化遺産を保全しようというその心意気には毎度感心させられます。 開発一辺倒の日本の姿勢を見るにつけ、社会の成熟度の違いをまざまざと見せ付けられる思いです。 この辺まで来ると自分たち以外に外国人らしき姿は見かけません。 しかしこの日は平日にもかかわらず、多くの家族、友人同士、あるいはカップルが歩くことを楽しみに訪れていました。 歩くこと自体を楽しむというのも英国人気質ですね。 今夜の宿に向かう途中、コッティングレーという街に立ち寄りました。 この街は1917年に妖精写真が撮影されたことで、一躍有名になった所です。 かつて妖精がすぐ近くにいたというその場所の雰囲気を味わおうと考え寄り道したのですが、結果は残念なことに…。   古くからあるオールドタウンは残っていましたが、その周辺は開発が進み、住宅地や工業団地に変わってしまっていました。 妖精写真が取られた渓谷もわからず、妖精の気配すら感じられない荒々しい新興都市に変貌してしまったようです。   この日は、一方で昔からある自然遺産を大切に守ったものと、一方ではお構い無しに開発を進めたもの、奇しくも両方を体験する日となりました。 なんとはなしにスタジオジブリの「平成たぬき合戦ぽんぽこ」や「もののけ姫」を思い出して、少し残念な気持ちになりました。 未来の日本人に残してあげられる大切なものとは何なのでしょうか?

UK2011 ③

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湖水地方一泊目の夜半は、雨風ともに強い嵐でした。 一夜明けるとそんな事が嘘のような快晴。 昨夕も天気は良かったので、本当に一時的な嵐だったようです。 昔、日本各地を山本貞彰先生と共に訪れさせていただきましたが、夜中に(局所的な)嵐になり、翌朝は晴れ渡っているということが時々ありました。 こういう現象は自然霊が歓迎してくれているものと解釈しています。 晴れてはいますが、その分気温は低め。 午前中の湖畔一周ウオーキングは冬の服装です。 この時は12~13℃位しかなかったと記憶しています。 現地の空気を吸い、現地の食べ物を食べ、自分の足でしっかり土を踏みしめるという作業は、身も心も英国モードになっていく大切な課程です。 観光バスから降りて、ちょっとだけ名所に立ち寄るだけでは味わえませんね。 午後からはストーンサークルを見学、体験しに出掛けました。 知る人ぞ知る世界ですが、湖水地方にはストーンサークルや奇岩、巨岩が数多くあり、そのどれにも伝承が残されています。 Castlerigg Stone Circle 今回は有名なStone Henge の次に大きいとされる Long Meg and Her Daughters と Castlerrigg Stone Circle を訪れました。観光地化が進み規制の多い Stone Henge と違い、こちらはサークルの中に入り、実際に石に触れてその雰囲気、バイブレーションを味わうことができます。 Castlerigg Stone Circle では寒風が吹き荒れる中なのに、サークルストーンが不思議なほどに暖かかったです。 同行された方が「初めて生きているストーンサークルに出会った」と感想を述べられていたことが印象に残っています。

UK2011 ②

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英国2日目は、マンチェスターから湖水地方にある小さな村を目指します。   マンチェスター空港に隣接するホテルからは、レンタカーの営業所までも徒歩圏内。 しかも屋根付きの大きなペデストリアンデッキのおかげで、雨の心配も要りません。 レンタカーの営業所はヒースローみたいに混雑していないので、ものの10分もしない位でピックアップできました。 旅を始める基地として、マンチェスターは機能的でとても良い!   マンチェスターを発ち、意識を少しずつ日本から引き離していくために、途中で観光を入れながら目的の村に向かっていきます。 今年はピーターラビットの故郷といわれる、ニアソーリー、ホークスヘッド、グラスミア等の村々を訪ねました。     本来は静かで牧歌的な雰囲気が漂っているところなのでしょうが、この日は週末ということもあって、英国中あるいは世界中からの観光客らしき人々をたくさん見かけました。 まあこれもご愛嬌ということで。 夕方には目的の村に到着し、湖畔のホテルにチェックイン。   この村は2000年まで、山本貞彰先生が英国ツアーの際に利用していたところでもあります。 私も久しぶりに訪れましたが、相変わらずバイブレーションが繊細で retreat にはもってこいの土地です。 村が近づくと急に眠気を催したり、体のあちこちが反応して痛くなり始めたりと…、本当に不思議なところです。 敏感な人は、「滞在しているだけでずーっとヒーリングを受けているようだ」とおっしゃいます。 ちなみに電波が届かないのでテレビは見られませんし、携帯電話も通じません。 忙しい日常から強制的に離されざるを得ないところでもあります。

UK2011 ①

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様々な方々のご配慮とご協力によりまして、本年も英国を訪れる機会を頂戴することができました。 今年のUKツアーの概略を、ゆっくりと何回かに分けてご報告させていただきたいと思います。今年は9月23日(金)から10月2日(日)までの10日間の日程で訪問させていただきました。 ツアー後半に予定しているクレアボイアンスやプライベートシッティングの時に、少しでも質の良いメッセージを受け取るために、ツアー前半は retreat に費やします。 retreat とは、日本で過ごす日常の間に知らず知らずのうちに溜まった垢を落とす作業と言ったらお解かりいただけるでしょうか? 少しずつ意識を日本、日常から離していって、「今この時に生きる」意識を熟成していきます。 今年の retreat の目的地はイングランド北部の湖水地方。 カンブリア時代に出来上がったなだらかな山々の間に、大小多数の湖が点在するという英国人にとっても憧れの美しい地域です。 いつもはロンドンから入国することが多いのですが、今回は湖水地方に比較的近いマンチェスターに入って湖水地方を目指す旅程としました。 中部国際空港からはルフトハンザ航空でフランクフルト乗り継ぎで約15時間(乗り継ぎ時間を含む)の長旅です。 しかし飛行機に乗っているのがつらく感じ始める頃にフランクフルトでちょうど良い休憩になるので、かえって日本から直行便で英国に飛ぶよりも身体的には楽だと個人的には思います。 昨年ハリーエドワーズ治療院で偶然鉢合わせた東京の知人も、「成田からの直行だったけど、どこかで休憩したくなったので、ヨーロッパ乗継が楽かも」と話しておりました。 日本発が午前10時頃、マンチェスター着は15時間経過していますが午後5時頃。 マンチェスター空港はこじんまりした趣で、複数のホテルが徒歩圏内にあるので、疲れた身体をすぐに休めたい旅行者にとっては最適な空港でした。 明日以降の移動に備えて、初日はホテルに直行、食事もとらずにベットインでした。

帰国しております

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9月末から10月初めにかけて、UKツアーのために診療をお休みさせていただいておりました。 期間中にメールやお電話でお問い合わせいただいたクライアント様もいらっしゃるようで、大変ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。 現在は通常診療に戻っておりますので、再びご愛顧いただけましたら幸いに存じます。 昨年に引き続きまして渡英できましたが、今年も霊界の采配を感じる旅となりました。 スピリチュアリズム発祥の国と言っても良い英国では、自分の霊性進化を価値観の柱に据えて人生を生きていらっしゃる方(スピリチュアリスト)がたくさんいらっしゃいます。 またそのような価値観に触れられるような施設、学校、講座、サービスなどが国中の至る所に点在しています。 日本で「霊性」云々というと、すぐに新興宗教だの怪しい団体という目で見られがちですが、英国ではごく普通の人々がスピリチュアリストとして生活しています。 価値観の問題ですので、わざわざ私はスピリチュアリストですと宣言するものでもありません。 十数年前に比べ、英国のスピリチュアリストの広がりは格段に大きくなっていると思います。 日本でも「スピリチュアルなもの」に興味を持つ方は昔に比べて増えているように思いますが、英国のように「本物」を体験する機会や、「本物」を紹介している文献・情報は極端に少ないせいでしょうか、日本で「霊性進化」を自分の人生の価値観に置いて生きていらっしゃる方は残念ながら少数に過ぎません。 時々英国を訪れそういった方たちと直接触れ合うことで、日本にいると埋没してしまいそうな自分のスピリチュアリティ、アイデンテティを掘り起こして軌道修正をしております。 クライアント様におかれましても、機会がありましたらぜひUKツアー に手を挙げていただき、「本物」に触れることで人生の新たな一面を切り開いていただきたいと願っております。