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祟り?

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お子さんの病気に悩むあるクライアント様が、たまたま霊能者と名乗るある人物からお子さんの病気の原因は先祖の祟り云々と言われたということで、とても不安がって相談にいらっしゃいました。 誤解を解いてさしあげ、さらにヒーリングで気持ちを整えてさしあげて、お帰りになる頃にはすっかり元気を取り戻していらっしゃいました。 少し考えていただきたいのですが、もしあなたがあの世に行ったとして、愛情を持って一緒に過ごしたあなたの子供や孫の不幸を願うでしょうか? 多くの人の答えはノーだと思います。 いろいろな家族の形がありますから、中にはいがみ合ったり、喧嘩ばかりしている家族もあることでしょう。 しかし、もしそんな家族の中にいたとしたら、自分が他界することによってそういう煩わしさから解放されるのですから、清々し、あえてそのいがみ合いの輪に戻ろうとはしないことでしょう。 目に見えないことをいいことに、相手の恐怖心を利用する方法は、霊感商法や悪質な宗教団体の常套手段です。 恐怖心をあおるようなことをするその人物こそがまさしく悪霊そのものと言えるのではないかと思います。 これと似たような事例で、終末思想を盾にして人々を誤った方向に導く宗教団体もあります。 「世界で先に気づいた ○○○人 しかあの世で救われない」と吹聴し、恐怖心をあおって勧誘しようとするものです。 神が人数制限をする? 神がそんな了見の狭いことをするとは思えないのですが…

科学と真理は闇を切りひらく

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その昔、雷のことを、神の怒りが引き起こす超常現象だと捉えていた時代がありました。 時代が進み科学が発展してくると、雷は、雲の中で水蒸気がこすれ合って発生する静電気の仕業であることが明らかになり、もはや雷を超常現象と考える人はいなくなりました。 同じく昔、天文学が一握りの権力者のものであった頃は、日食や月食をまるで自分が巻き起こしたかのように見せかけることで、民衆からの崇拝を受ける手段として天文学を悪用した為政者がいました。 民衆の知力が上がって、さらに天文学という天体運行の真理が普及するにつれて、このような為政者は存在できなくなりました。 現代は更なる科学の発展によって、地球と同じような天体が銀河系だけでも100個以上あることがわかってきていますので、もはや地球外生物の存在を否定する事すら憚られる時代です。 霊的な分野でも同様に19世紀頃からは科学的に捕捉され研究されてきているのですが、残念なことにそこで検証された知識や真理は未だに広がりが見られません。 こんな状態ですから、霊的な事項を自己利益のために悪用しようとする人物が昔から後を絶たないのは、皆さんがご存知の通りです。 またすでにスピリチュアルな事項に関わっている方の中にさえ、生半可な知識のままで携わっているが故に、ご自身をはじめ周囲を混沌の闇に巻き込んでしまっていらっしゃるケースもお見受けいたします。 科学の発展は超常現象の領域を狭め、真理の普及は偽物を駆逐します。 目には見えない世界を科学し、さらに経験を通して培った真理とともにこの時代に提供させていただくということが、私にできる数少ないお役目のひとつと再確認しております。 闇を切りひらく雷のように、ほんの一瞬でも光明をもたらすことができるよう精進したいと思います。