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1月, 2015の投稿を表示しています

◯◯公認の怪

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スピリチュアル関係のサイトを眺めていると、様々な団体や組織が「◯◯公認ミディアム育成」とか「△△認定ヒーラー養成」などとうたって受講生を集めています。 また個人のホームページでも「☆☆認定ミディアム」「**終了ヒーラー」と勲章のように高らかに掲げていらっしゃる方もいます。 この地球は未熟な魂の修行の場であって、魂の進化レベルでは幼稚園レベルと言われています。 地球上に存在する魂(人間)は、どんなに優れた人物と未熟な人とを比べたとしても、残念ながら年長さんと年少さん位の差しかありません。 幼稚園児同士が「◯◯ちゃんは鉄棒が上手だから鉄棒の先生になって教えて…」とか「◯◯君は足が速いからオリンピックに出してあげる」と言っている場面を大人が見たらどう思うでしょう? 「他人に教えるなんて無理だろ…」「オリンピックって…、あなたたちは世の中が良くわかってないからねぇ」と思いながらも、かわいいママゴト遊び位にして笑い飛ばすことでしょう。 これと同じように、私たちより進化している善霊から見たら、霊界を相手にする仕事なのに霊的に未熟な者が未熟な者を認定したり公認することは、彼らにはママゴト遊びにしか映らないことでしょう。 無論、社会経済体制の秩序維持のために、国家や権力が与えている免許や資格は必要です。 ごく一部の教育養成学校については、たちの悪い霊能者を排除するという一定の成果を上げていることも認めます。 ですが、こと善霊を相手にする仕事については、未熟なこの世の人間が権威を持っているとは思いません。 なのに、なぜ多くの人はこの世の人間が拵えた肩書きを欲しがるのか…。 霊界の道具、霊界の僕としてその人間を使うかどうかは、善霊が決めることでしょう。

外見では判断できませんね…

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スピリットヒーリングをさせていただいていると、クライアント様の心身の健康状態を始めとして、性格的なもの、思考パターン、慈愛の深浅といったようなものがその方のバイブレーションから伝わってきます。 その時々の条件にもよるのですが、時にははっきりと、時には漠然と、おおよそのその方のアウトラインなりバックボーンなりを掴むことができますので、その情報をヒーリング後のカウンセリングに活用させていただいています。 先日既知の女性にヒーリングをさせていただく機会を授かりました。その女性とはそれまで2、3度お会いしただけでしたのであまりよく存じ上げておりませんでした。 この世的なものの見方からすると、彼女は世間から賞賛されるような職業には就いてませんでしたし、気質もいわゆる”不思議”が入っている感じですので、器用に世の中を渡っていくのは難しそうなタイプに見えていました。 ところがその後にご縁があってその女性をヒーリングさせていただいたのですが、彼女のオーラに触れたとたん、今まで私が抱いていた彼女のイメージは偏見だったと打ちのめされてしまいました。 彼女から伝わってくるのは、深い慈愛の念であり、親切心であり、素直さでした。 どれもこれも私が目標にしているものばかりなのに、彼女はすでにそれを高いレベルでなし得ていたのです。 彼女の愛の深さに感動してしまい、反対に私がヒーリングを受けたようになってしまって、私の目から涙がこぼれました。 私自身の狭量さ、小ささ、未熟さを逆に教えていただいたのです。 現世的な面でも彼女には幸せになってほしいと願う気持ちが、心の底から沸き起こりました。 ですが、彼女のような「愛の人」が、現代社会では評価されずに脇に追いやられているのが現実です。 どうも釈然としませんね…。 彼女にマグダラのマリアを見たと言ったら言い過ぎでしょうか?

ひつじ年 ーにせ預言者ー

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あけましておめでとうございます。 2015年は未年、ひつじといえば聖書のこんな一節を思い出します。 中身は貪欲な狼でありながら、ひつじの毛を被り、あなたたちのもとにやって来る偽預言者たちから身を守りなさい。(マタイ7・15) イエスの時代、預言者とは「神の言葉を預かる人物」という意味で使われていました。 現代風にいえば「霊界からのメッセージを伝える人」ですね。 平たくいえば霊媒とかミディアムと呼ばれる人たちです。 偽預言者についてはこんな記述も… 多くの偽預言者が現れ、多くの人を誘惑するでしょう。そして非道徳がはびこり、多くの愛が冷めてしまうでしょう。しかし、最後まで耐え忍ぶものは救われるのです。(マタイ24・11-13) ゆえにもし誰かがあなたに「キリストがここにいる」とか「あそこにキリストがいる」と言っても信じてはいけません。偽キリストや偽預言者が現れ、大きな奇蹟や驚くべきことを行なって、選ばれた者達をも誘惑しようとするでしょう。(マタイ24・23-24) イエスの予言どおり、現在、霊媒/ミディアム/ヒーラー(スピリチュアルヒーラーも霊媒の一形態)と呼ばれる人間は世界中に大勢存在し、イエスの時代でいう奇蹟を行なっています。 信頼できる知人のある英国人ミディアムが、 「ミディアムと名乗っている人間の中で、本当に霊界とつながって仕事をしているのは10%しかいない。残りの90%は本人もよくわからないまま霊界につながっているような勘違いをしているだけだ」と話していたことが印象に残っています。 ということは、霊媒とかミディアムと名乗っている人のうち10人中1人しか本物はいないということになります。 またシルバーバーチシリーズでおなじみの故近藤千雄先生は、生前「(動機の面で)95%の霊媒は偽物」と断じていらっしゃいました。 霊媒/ミディアム/ヒーラーと呼ばれる人物の使命は「真理普及のきっかけをつくる」ことであり、彼らは単なる「霊界の僕」に過ぎません。 ですから霊媒/ミディアム/ヒーラーの意識は常に善霊に向いてる必要があり、その内面も行動も善霊たちの徳性である奉仕と謙遜そして道徳性を具現化していなければなりません。 とても厳しい生き方を求められるのです。 それなのに現実はどうでしょうか? 「楽に儲けられそう」とか、「自分の能力を賞賛されたい」「有名になりたい」「人の上に立ちた