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指導霊との恊働

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霊界からやってきて小さな肉体に宿った意識体は、三次元世界に適応できるようにと、個人差はありますが20年程度をかけて少しずつ肉体とのマッチング作業を行なっていきます。 この三次元世界で言うところの「地に足がついた状態」になるには、それくらいの年月を必要とします。 幼児が霊視や霊聴現象を経験したり、霊界での体験を語ったりするのは、未だ意識体が霊界寄りにあるからです。 成長するにつれ、そして三次元世界で上手に生きていくための躾や教育を受けるにつれて、意識は霊界から離れていきます。 その結果として多くの人は霊界との交流(霊視,霊聴,インスピレーション等)に疎くなってしまい、しまいには、霊的な事象を全く受け入れないという頑な意識を作り上げてしまう人まで現れてしまいます。 一方で、挫折、大病、人生の混沌などを経験した事をきっかけにして、人生の本当の目的や意味を考え、真理を求め始めるという霊的な覚醒をする人々もいらっしゃいます。 そういう方たちはまず、自己啓発・心理学・精神世界といった広い意味での霊的な知識を吸収することで当初は満足(宗教人間)しますが、そのうちに得たその知識を実践させられる場面がやってきます。 そんな場面が訪れた時には、今まで自分の脳に溜め込んだ知識で対応しようとします。 が、結局は壁にぶつかり、再び挫折を味わうことで、さらに深いものを求めて、とうとう霊的真理を学び始める人となります(霊的人間)。 しかし、「意識体の浄化」という人生の目的を達成するためには、日常生活で起きる様々な事柄の中で、霊的真理を実践する人にならなければなりません(求道者)。 知識があることと、活用することとは全く別次元の問題です。 始めは自分一人の力で何とかしようとします。 それでもそれなりに成果は生まれるでしょう。 が、ここでもまた行き詰まりを感じてしまいます。 意識体の浄化は指導霊との協同作業であるという視点を持っていないからなのです。 意識体の浄化作業は、言ってみれば肉体は三次元世界にありながら、意識を霊界に向けることでもあります。 浄化の道を一歩一歩進むに従って、幼児の時のように、霊界との交流、指導霊との対話という作業はどうしても避けて通れないことになってきます。 ある意味で幼児帰りをするとでも言えるでしょう。 勘違いしていただきたくないのですが、霊能開発をして霊能者になる事が必要

ライバル

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先日の東京マラソンで日本人トップだった藤原選手が、14位に終わった川内選手をライバルに据えて、「競い合って共に良い記録を出したい…」とインタビューで答えていました。 美しい話です…、マラソンという一スポーツの枠に納まっていれば… 多くの方は、実生活で、職場、業界、学校、地域などで競い合う相手、そこまでいかなくてもちょっと気になる相手がいることと思います。 お互いに意識しあう場合もあるでしょうし、自分の胸の内でメラメラと対抗心を燃やすだけの場合もあるでしょう。 その競争相手と、共に高め合う関係ならいいのですが、現実はそうではないことのほうが多いようです。 だれかと何かを競い合って勝ったとします。 そうすると次のだれかを見つけて、また勝負を挑む。 もし負けたとしても、その時は少し組みし易い相手を見つけては、また対抗心を燃やす。 それにも決着が着いたらまた別のだれかを探す…。 そこにあるのは、「優越感の充足」という、生産性の無い自己満足だけです。 あるいは同じ相手に対して、お互いに相手の上を行こう行こうとして、際限がなくなる場合もあります。 こういう関係の時は、競争が熾烈になってくると、相手の足を引っ張るようなことや、相手を出し抜いたりすることも平気でするものです。 アメリカ大統領予備選挙でのネガティブキャンペーンは見るに耐えませんね。 まさに自己愛丸出しで、人間の醜い姿を突きつけられます。 金融証券市場という所も、周りを出し抜いて儲けようとする輩が多く集まる場です。 誰かの損という犠牲の上に、その儲けが成り立っているのですが、そのことには皆さん無頓着ですね。 大統領予備選も市場も、与え合う「愛」の世界とは程遠いところのもののようです。 我が家でも様々な営業マンとのお付き合いがありますが、他社の悪口を言った時点でその営業マンやその会社からは物を購入しないことにしています。 幸い最近はそういう営業マンに巡り合う機会も少なくなってきてはいますが…。 もちろん競争そのものを否定しているのではありません。 競争をしている時の精神状態、意識の在りかが問題だと捉えています。 この三次元世界だけが全てと考え、三次元世界での優劣だけを競っていては霊的な成長は望めません。 自己愛や世間愛を充足させるための競争は、地獄的なものの奴隷になっている状態なのです。 そんな精神状態では、際限の無い不