気持ちの切り替え方
よく私たちは、オン/オフが大切、というようなことを言います。 仕事中がオンタイムで、仕事を離れた時がオフタイムと言う意味で、つまりオンタイムとオフタイムの気持ちの切り替えの大切さを表しています。 多くの方は仕事中、様々なプレッシャーの中で成果を出すために集中力を発揮して没頭しているものです。 それは時間の経過を忘れるほどだったり、空腹や尿意すら感じないようなこともあります。 生理学的には交感神経優位の状態、ちょっとした戦闘モードに入っている状態と言えるでしょう。 こんな状態がずっと続いていたら、そのうちに肉体的にも精神的にもガタが来てしまいます。 ですから戦闘モードを緩める状態、つまりオフタイムが必要で、スイッチをオンからオフに切り換える事が大切なのです。 スイッチのオンオフが上手にできる方ほど、精神的にも肉体的にも健康でいられると言われています。 ところが、スイッチのオンオフだけでは語れない事例に会う事があります。 例えば、ご本人様はしっかりスイッチの切り替えができていると思っているのですが、その割に便秘気味だったり、頭痛があったり、あちこち痛んだりと、いわゆる不定愁訴の状態で悩んでいらっしゃる事例がありました。 ヒーリングをさせていただいてわかった事は、この方はオンオフの落差が大きすぎて、自律神経系に影響を及ぼしている様子だということでした。 この方は転職したばかりということもあって、就業中は最大限の集中力を注いでいらっしゃいました。 仕事を離れると切り替えてオフにできる方ではありましたが、オフになると今度は途端にルーズになって、いろいろな事が後回し、興味のあることだけして過ごしているような方でした。 そのうちにオフの状態の時に後回しにしてしまっていた事でストレスを感じるようになり、イライラが募っていき、とうとう肉体的な症状が出てきてしまったようです。 スイッチのオンオフにはゼロか百かというニュアンスがあって、アドバイスとしては適当ではないのかも知れません。 個人的には自動車の運転のアクセルとブレーキに例えたほうが良いような気がしています。 オンオフという表現だと、アクセル全開とフルブレーキングのどちらかですので、そんな運転をする自動車に乗っていたら、途端に体調が悪くなるのは目に見えています。 仕事、団欒、遊び、休憩、私たちが日常生活を送るにはそれぞれに適切な巡