あなたはスピリチュアリストですか?

 スピリチュアリストとは「霊性を重視する人物」のことです。自分自身の霊性、相手の霊性、事象の霊性etc…
 霊性を重視する人物ということは、様々なことがらに対して、その内面にあるものやその意義といったものに重きをおいて物事を判断し、行動する人物と言うことができます。

 ですから本当のスピリチュアリストは、まず自分自身について、見栄や虚飾、偽善を嫌い、自らの内面性(霊性)が穢(けが)れないように、自分自身にある未熟な部分や悪と戦い、それらを排除しようと努力しています。
 また自分以外の誰かを評価する場合でも、その人の言動や振る舞いに惑わされずにその方の内面性(霊性)で評価しようと冷徹な目を持つように心がけています。
 自分の身近な環境、あるいは世界で起きている様々な事象についても、扇情的なものは排除、そして可能な限り俯瞰して判断することで、事象の本質を評価し、その本質から学び取ろうと努力しています。

 このように描写するとまるで堅物の修行僧や研究者みたいなイメージになってしまいますが、本当のスピリチュアリストは、同時に創造主への信仰や信頼があるので、楽天的でとても明るい雰囲気を醸し出してもいます。

 

 
 世間一般では、スピリチュアリストとは「スピリチュアルに興味がある人」「スピ系に関わっている人」「スピリーダー」「霊媒」etc、の事を指している様に思われがちですが、そうではないのです。
 スピリチュアリストとは、その方の考え方、生き方、信念、信仰まで、全人的な人物像を指す言葉なのです。

 さて、本来の意味のスピリチュアリストの哲学的、思想的バックボーンになるものは「霊的真理」と呼ばれているものです。
 霊的真理は何世紀も前から様々な形で伝え続けられているものですが、近年は「スピリチュアリズム」がその役割を担っています。

 霊性を重視するということは、人間の霊的側面、単刀直入に言えば人間の本質は霊であることを認めることができなければ、そもそもスピリチュアリストという土俵に上がることはできません。
 ひいては霊の世界の存続を認めること、さらには神法とも呼べる法則の存在を認めることで、スピリチュアリストの哲学的バックボーンは強化されるのです。

 筆者自身はというと、おこがましくて、自分を「スピリチュアリスト」と名乗ることはとてもできません。
 いつの日かそう名乗れるように、日々スピリチュアリズムに触れ、霊的真理を実践する努力をするしかありません…

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