不愉快なのは誰のせい?
とある営業職の女性から聞いたお話です。
その女性はお客様のニーズを聞きながら提案型で商品を売っている方です。
女性によると、色々なお客様がいらっしゃっるが、どうしても対応に差が出てしまうと正直に話していらっしゃいました。
礼儀正しくて人当たりが良く、控えめな態度のお客様に対しては、何とかより良いものを提案し、サービスも目一杯してあげようという気持ちになるそうです。
反対にマナーが悪かったり、態度が横柄だったり、客という立場にあぐらをかいているような人に対しては、サービスをする気は全くおきないし、そこそこのものでお茶を濁し、あわよくばお引取り願おうと思うそうです。
女性はそんな自分の体験から、自分自身は何処に行っても良い客であろうと心がけていらっしゃるそうです。
この話をうかがって、私はハッとしました。
自分自身は今まで良い客であっただろうか?あの店に満足できなかったのは、自分に非があったのではないだろうか?等など、色々と考えさせられました。
人を不愉快にさせる行為は結果として自分自身が損をしているんですね。
お店に限らず、家族、職場、コミュニティ等においても、相手を慮り、同じ人間としてお互いの立場を尊重していくことが大切なのですね。