個性のひとつ


東京で自称ヒーリング団体の霊能者が、傷害容疑で逮捕されたようです。
2,3年位前にはヒーリングサロンを隠れ蓑にして霊感商法を行なっていた団体が摘発されたのは記憶に新しいところです。

この手の報道があると必ず、「先生の所に悪い影響があるんじゃなぁい?」と心配してくださるクライアントさんがいらっしゃいます。
ありがたいことです。

そもそも霊感なんていうものは、万人が持っているものです。
視力の良い人がいれば悪い人もいますし、嗅覚の利く人とそうでない人がいるように、霊感にも強い人とそうでもない人がいるだけの違いです。
いってみれば個性のひとつに過ぎません。

視能者や嗅能者という言葉が無いことからわかるように、世間は霊感のある人を霊能者と呼んで特別視しているだけのようです。
その特別視する風潮が霊感の強い人に勘違いを起こさせ、その能力に自分自身が溺れてしまい、更には自分は何か特別な存在かも知れないと思い込んでしまうことで悲劇が始まります。

いわゆる霊能者といわれる方々は、厳しく自分自身を律していかないと、簡単に足元をすくわれ、道を踏み外しかねません。
と同時に、霊感の強い人を特別視する風潮も改められる必要がありますね。

どんな業界でも悪いことをする輩はいるものです。
ヒーリングを名乗る個人や団体の不祥事は、クライアントさんが心配してくださるように決して対岸の火事ではありません。
しかしその反面、現在の玉石混交の状態から、偽者や悪徳業者が淘汰されていくことは社会が健全な方向に向かっている証拠でもあると考えております。

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