20歳のハローワーク


どういうわけかここ数週間、職業や進路について悩みを持つ20歳代前半のクライアントさん達との関わりを多く持たせていただいています。

私達が就職する頃は、職業に関する情報も求人の職種もそう多くなかったこともあり、何となく皆がそれなりのところに納まって社会人生活をスタートしたように思います。
もちろん当時でも特定の会社や職業にこだわって、就職浪人したり、定職を持たずにチャンスを伺うことにした人も少数ですがいました。

現代は「13歳のハローワーク」に代表されるように、職業に関する様々な情報を得ることができます。
またネットではたくさんの会社に関する情報(噂やデマの類まで!)もあふれています。
その結果か、仕事に就く前から頭でっかちになってしまい、チャレンジ精神が希薄になっていたり、逆に自分の足元が見えなくなって高望みしている若者が多いように見受けられます。
大学生や高校生への求人数そのものは堅調な割に、就職内定率が過去最低という現象は、なかなか現実を受け入れられない現代の若者の姿を反映しているように思います。

好きなことを職業にでき、それで自立できたとしたらこんな幸せなことはありません。
しかしながらそれを実現できている人は残念ながらほんの一握りです。
この世には修行に来ているので、魂の成長のためには好きなことばかりさせてもらえるとは限りません。

都市銀行や大手証券といえば私が就活していた頃の花形でしたが、そこに就職した同級生達は10年も経たないうちに経営破綻を経験しています。
「官」の道に行ったある同級生は、若くして突然死してしまいました。
人生は、将来何が起こるか予測ができないようになっています。
まずは自分自身をよく見つめ、できるところから、勇気を出して一歩前に進むしかないようです。

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