手帳やめませんか?
昨年末、社長をされているあるクライアントさんとのお話です。
ヒーリングをさせていただいていると、その社長さんの頭部にエネルギーの滞りを感じたので、その旨を伝えました。
すると、
「やっぱりね~、自分でも頭のあたりがもやもやするのを感じてたんだよね~。」
とおっしゃり、その後ちょっと考え込んでから、
「よし、来年からは手帳なしにしよっ。頭の中に入りきらないスケジュールはきっとキャパオーバーだなぁ。」
とお話されていました。
今年になってからその社長さんに確認したところ、実際に手帳を手放されたそうですが、別段不自由を感じないし、逆に気持ちに余裕ができたとおっしゃっていました。
ここ何年もご商売は順調のご様子ですが、謙虚に自分の状態を把握しようとする彼の意識、決断の早さ、そして余裕を大切にする姿勢などが大きく業績にも関わっているように感じます。
私も若い頃は手帳の空欄を埋めるのが楽しく、その手帳を見ることで生きているという実感を確認していたような時期がありました。
現在では、さすがにクライアントさんとの約束だけは記録しておきますが、そのほかのプライベートなことなどに関してはすべて頭の中に入れるようにしています。
いつの頃からか、忘れてしまうようなスケジュールは人生においてさして重要なものでないと開き直る気持ちができたおかげです。
かの社長さんの体験のとおり、覚え切れないような状態は有形無形に心身に負荷がかかります。
人様に治療行為をするものとして、できるだけ自分自身のコンディションを整えておきたいので、これからの私もたぶん手帳は持たないでしょう。