スピリットヒーリングのホントのトコロ


私は自動車の運転が好きな方です。

ですから、自分が乗るクルマ選びは慎重に行い、そして手に入れたクルマは出来るだけ大切に扱うようには心がけています。

ですが、大切に扱っているつもりのクルマとはいえ、三次元の物質で出来たものの定めで、経年劣化はありますし、ちょっと乱暴に取り扱ったりクセのある運転の仕方をしていたりすると不調や事故の原因となってしまいます。

不具合が生じた時は、整備工場に入れて、部品を交換したり不具合を調整してもらったりすることで、リフレッシュして再び快調に乗る事が出来ます。

最近ではレーザーを使った計測技術や、コンピュータ解析による診断などが発達してきていて、細部の不調まで発見して直す事が出来るようになっています。

ただし、これらの技術を持ってしても追いつかない不具合や劣化の場合は「廃車」という運命が待ち受けていますが…。

三次元の物質で出来ている肉体についても、同じような事が言えるでしょう。

年齢を増すとともに経年劣化はありますし、少し無理をさせたり、偏った生活習慣をしていたりすると、肉体に不調やケガという形で現れてきます。

多くの人はそういう時は医療機関に向かい必要な措置をしてもらいますが、中には人工的に作ったモノで部品交換をしたり、他人様からの中古品を移植したりする方もいらっしゃいます。

そして肉体的な不具合を調整してもらう事で、健康を取り戻して日常に帰っていきます。

こちらの方も、最近では画像診断やコンピューターによる解析技術が発達しているので、これまで発見できなかったような病巣を見つける事が可能になってきています。

肉体の場合、これらの技術を持ってしても追いつかない不具合や劣化の場合は「死」という運命が待ち受けています。

クルマも肉体も純粋に「三次元で出来た物質」という観点から見れば、不調をなおすというその経過においてあまり違いはないように感じます。

しかしながら、両者には厳然とした相違があります。

クルマの場合は、乗り手(運転者)が気をつけて扱うように心がけが変わったとしても、一度生じた不具合をクルマ自身が調整する事はありませんが、肉体の場合は、乗り手が変化すれば、生じた不具合を肉体自身が調整する力を持っているという相違です。

肉体のこういう力を巷では自然治癒力とか、自己治癒力とか呼んでいます。

スピリットヒーリング(霊的治療/心霊治療)は、乗り物である肉体の不具合を調整しているわけではありません。これだけニュートン物理学的科学が発達した三次元においては、単純に肉体の不具合を調整するだけであるならば、上で述べたような検査や措置を医療機関で受けた方が手っ取り早い事でしょう。

しかしながらそういうお手軽さでは、「なぜ不具合を生じさせてしまったのか」という反省がありません。

患った方の精神的進歩や向上、本当の問題解決といったものは望むべくもありません。

逆説的ですが、難病が増えている背景には、こういった医療のお手軽さが蔓延していることも一つの理由ではないかと推測しています。

スピリットヒーリングと一般的な治療や療法との大きな違いは、スピリットヒーリングは肉体の乗り手である「魂」(あるいは「霊」)に直接アプローチしている事です。

魂を矯正することによって内省を促し、乗り手を変革しているのです。

乗り手が変わりさえすれば、自然治癒力が肉体上の不具合を治していってくれます。

本質的な部分が変わるから、時には三次元的には「奇跡」と呼ばれるような治癒が起こることもあります。

スピリットヒーリングが「単純な病気治しではない」と言われるのは、こういった違いがあるからなのです。

肉体の不具合を通じて本当の自分自身を見つめ直すことを促し、人生の次の一歩を踏み出すきっかけを創っているのです。

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