苦労の大きさ


「あなたは苦労をしてないからねぇ」「あの人は凄い苦労をしているのに…」「なんで私だけこんな苦労をしなければ…」等々、日常の中で苦労に関係する会話は頻繁に聞きます。
しかしながら他人の困難や苦労を傍から見て、その大小軽重を比較をする事には少々違和感を覚えます。

まず、困難、試練、苦労といったものはその方の内面的な成長のため、必要があって起きている事であって、理由もなく降りかかる災いではありません。
そしてその困難や苦労からその方がどんな事を学び取るかということが、何よりも大切な事です。
小さな困難から深い学びを得る事ができる方もいらっしゃいますし、残念ながら大きな困難に遭遇しても何ひとつ学びとれない方もいらっしゃいます。

ある困難に直面しているAさんですが、傍から見るとその困難は大したものではないように思えるかも知れませんが、Aさんからするととても重荷に感じているのかも知れません。
あるいはAさんは小さな困難の中に大きな学びを得る事ができる方なので、あなたが考えるような大きな困難が必要ではない方なのかも知れません。
苦労の感じ方は人それぞれに違いますし、苦労から学び取る力も人それぞれです。

この世に生きている人の中に、一生懸命に生きていない人は誰ひとりとしていないと思います。
一人一人がそれぞれの環境の下で、それぞれの課題を乗り越えようと心に葛藤を抱きながら懸命に生きていらっしゃいます。
困難、試練、苦労といったものに大小軽重をつけることによって、他人や自分を審くような態度の方に問題あり、ではないでしょうか…。

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