科学と真理は闇を切りひらく


その昔、雷のことを、神の怒りが引き起こす超常現象だと捉えていた時代がありました。
時代が進み科学が発展してくると、雷は、雲の中で水蒸気がこすれ合って発生する静電気の仕業であることが明らかになり、もはや雷を超常現象と考える人はいなくなりました。

同じく昔、天文学が一握りの権力者のものであった頃は、日食や月食をまるで自分が巻き起こしたかのように見せかけることで、民衆からの崇拝を受ける手段として天文学を悪用した為政者がいました。
民衆の知力が上がって、さらに天文学という天体運行の真理が普及するにつれて、このような為政者は存在できなくなりました。

現代は更なる科学の発展によって、地球と同じような天体が銀河系だけでも100個以上あることがわかってきていますので、もはや地球外生物の存在を否定する事すら憚られる時代です。
霊的な分野でも同様に19世紀頃からは科学的に捕捉され研究されてきているのですが、残念なことにそこで検証された知識や真理は未だに広がりが見られません。
こんな状態ですから、霊的な事項を自己利益のために悪用しようとする人物が昔から後を絶たないのは、皆さんがご存知の通りです。

またすでにスピリチュアルな事項に関わっている方の中にさえ、生半可な知識のままで携わっているが故に、ご自身をはじめ周囲を混沌の闇に巻き込んでしまっていらっしゃるケースもお見受けいたします。

科学の発展は超常現象の領域を狭め、真理の普及は偽物を駆逐します。

目には見えない世界を科学し、さらに経験を通して培った真理とともにこの時代に提供させていただくということが、私にできる数少ないお役目のひとつと再確認しております。

闇を切りひらく雷のように、ほんの一瞬でも光明をもたらすことができるよう精進したいと思います。

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