真理は自分のために


年頭の神戸会場を皮切りに、今年のワークショップが始動しました。
先日からは東京会場も始まりましたが、引き続きご受講いただける方あり、フレッシュな新顔様ありと、多様な受講者様をお迎えできることは喜びに堪えません。

ワークがメインとなるもの、座学がメインとなるものなどいくつかのコースをご用意させていただいておりますが、その土台にはスピリチュアリズムに代表される霊的真理を学び、実践するという大きなテーマを横たえています。

深遠な霊的真理を簡潔に述べることは大変に難しいことです。
真理は太古の昔から不変であって、19世紀頃に勃興したスピリチュアリズムだけが真理を謳っているわけではありません。
世界各地に残る神話、著名な宗教的指導者や預言者の言葉といった形で、いわゆる「人生訓」として知られているものも霊的真理の一つと言って差し支えないでしょう。

その中にあって、スピリチュアリズムは死後世界の実在を科学的に証明し、預言者を世界中に散りばめ、人生をどのように生きたら良いのかという解を提示し続け、今なお世界中の人々を啓発し続けています。
個人的には、現代を生きる我々はスピリチュアリズムから真理を学ぶのが最も解りやすのではないか、と考えています。

霊的真理を学ぶにつれて、自分の人生の意義がわかり始め、どのように人生を切り拓き、どのように周囲の人々と折り合いをつけて行ったら良いのかというようなことが少しずつわかってくるものです。
そして霊的真理を模範にすることで、今の自分の長けた所も至らない所も明らかになっていきますから、内面的成長の礎にもなります。

堅苦しく思われがちな霊的真理ですが、その印象とは裏腹に、学べば学ぶほど生きることが楽になってくるということは、私自身も経験していますし、これまでの受講者の皆様の多数からうかがう感想です。
ぜひ一人でも多くの方がこの霊的真理を知ることで、人生をより意義あるものに変えつつ、より楽な気持ちで各自の課題に取り組めるようになっていただきたいと願っています。

ただし、霊的真理はあくまでもご自身の評価のために使うのが原則です。
個人を客観的に評定することを可能にする霊的真理は、切れ味の鋭い刃物のようなものです。
使い方によっては諸刃の剣となってしまいますから、他人に向けて霊的真理を振りかざすことがあってはなりません。
他人の評価に使っていると、いつのまにか自分自身に傲慢の種が蒔かれ、気がつくと大きなカルマ(負債)になってしまいます。

万が一、霊的真理を学んだのにも関わらず、かえって苦悩が増したり、人間関係の混沌が深まったように感じる方がいらっしゃったら、もう一度立ち止まってみて下さい。
霊的真理を振りかざし、他人を裁いていませんでしたか?

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