幸せになるスピリチュアル

 よく耳にする受講者様からの嘆き…

 「せっかくいい勉強をさせていただいているのに、これを人にどう伝えたらいいものか…、上手く言葉にできないんです…」

 私自身も、冗長にならないように端的に表現するにはどうしたら良いものか、長い間逡巡してきましたが、ここ最近は「幸せになるための知識を学ぶ講座」と表現するのがしっくりくるような気がしています。

 私たちは幸せになろうとして、様々なことに興味を持ったり、チャレンジしたりしています。知識や技能を身につけようとするのは、その方なりの幸せを求めていらっしゃるからでしょう。親だって子供の将来の幸せを考えて、子供に習い事をさせたり、塾に通わせたりしているのではないでしょうか。スピリチュアルに興味を持たれるのも、幸せになりたいからですよね。

 一見すると、充分に物的に恵まれていたり、人間関係も良好そうに見える方がいらっしゃいますが、そのご本人自身ははまだまだ不足を感じていて、全く幸せでないという方がいます。

 他方、物的には決して裕福とは言えず、また人間関係でも苦労の多そうな人生を歩まれているように見える方が、ご本人は内面的な充足と幸福感を得ながら暮らしていらっしゃる方もいます。

 この違いは何なのでしょうか?

 良く言われることですが、私たちが生きている現世は修練の場です。人生とは、現世で出会う苦難を通して魂を鍛え上げて行く場であるということです。ですので、残念に思われるかも知れませんが、この人生には様々な困難や苦労が付き物なのです。その困難や苦労とどう向き合うのか、あるいはどう対処しているのかというその人の心の働きが、楽観的になれるのか悲観的になってしまうのかの分かれ道なのです。前者の割合が多ければ幸福感の多い人生でしょうし、後者が多ければ幸福感を得られにくい人生となってしまうことでしょう。

 人間は、物的な充足に幸せを感じる段階から、精神的な充足に幸せを感じる段階へ、そして霊的な充足に幸せを求める段階へと変化していきます。

 物的なあるいは精神的な充足は一時的に幸福感を得ることができますが、長続きしません。多くの場合、やがて不安や恐怖心が湧いてきてその幸福感を打ち消してしまうからです。

 私たちは霊的な事実に基づいて、現世を生きています。ですからその霊的事実を知ることで、人生を霊的な視点を持って眺めることができれば、目の前に横たわる様々な問題は氷解していきます。不安や恐怖心といったものに対抗できる武器を持ったも同然です。霊的事実を知り、霊的視点を持つことができるようになれば、幸せの最終段階である霊的な幸せを感じられるようになることでしょう。

 ただしこれまでの記事で述べてきたとおり、スピリチュアルを謳うものは玉石混交です。しっかりと目を凝らして内容を吟味して選ぶことが大切です。

 私がお伝えする講座ではこの霊的な視点を持つ方法を学んでいます。ですから「幸せになるための知識を学ぶ講座」というのが相応しいように考えています。多くの受講者様が「人生を生きていくのが楽になった」と言って下さることが、その証左となりましょう。

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